HKT48 13thシングル発売

世は新型コロナウィルス対策として、イベントも自粛。歌番組も収録は出来ず、外出は極力控えるよう政府から「自粛を要請(原文ママ)」され、「自粛要請に従わない(これまた原文ママ)」場合は云々と、日本語とは思えないほど”日本風”な言葉が飛び交っております。

そんな今週。HKT48は一年ぶりにシングルを発売し、16.2万枚を売り上げて、オリコンウィークリーチャート、デビュー以来連続1位記録を一つ伸ばしました。

発売発表は、まだ自粛が始まる前だったからか、雑誌へのグラビア掲載やインタビュー記事の掲載は行われたものの、店頭イベント、歌番組出演どころか、劇場公演自体が行われていない為、お披露目もなく。特に福岡は外出制限が実施されていることもあり、メンバーが集まってのオンラインイベントも実施できず。

そもそもラジオ・テレビのレギュラー番組への出演も制限される中、シングルのプロモーション活動も、今までと比べて寂しいスタートとなりました。

劇場盤も時期こそ先に設定されていたものの「握手会では無いイベントになる可能性があります」と案内されての発売になり、一年ぶりの発売にしては低調。通常版にいたってはお店が営業を自粛していたり、人々が外出を自粛していたりでふるわないことが予想されていました。

が、

我らがHKT48はそんなことでは諦めないのです。

SHOWROOM SHOPPINGの機能を使い、各自の自宅から配信を行って、その時間に購入した通常版に直筆サインをつけるイベントを、まずは表題曲選抜、続いてMVのあるカップリング曲の参加メンバーと実施。

さらには記念イベントもかねて、活動休止中メンバーを除いた全メンバーによるニコ生放送とそれにタイアップした公式ネットショップでのサイン入り自撮り写真付き通常版の販売とおそらく出来る事は全部やった感じもあります。

一連の「リモート手売り」的な通常版販売分は、結局発売週には一部しか発送されなかったので、前述の16.2万という数字には含まれていないのだと思いますが、作品の収支を決定する年間売上には少しでも貢献できているのではないかと思います。

そもそもこの状況下で発売延期を決定するグループも多い中、発売を決断して下さったユニバーサル、レーベルのスタッフの皆様のおかげで、現時点におけるHKT48ファンの購買力を見せられたことで、今後予想される「見込み売上による足きり」が開始されたときに、その議論に少しでもポジティブな情報を与えられた事はよかったのかなと私は思います。

まあそんな、オタク的な意見はともかく。(自分で書いておいて何ですが)

純粋に、この状況を 推しと、メンバーのみんなと、ファンのみんなで喜べることは、それだけで純粋に嬉しい事だと思います。

これから先、しばらくはエンタテインメント業界の苦戦も予想されますし、支えるファンの方も休業等々の影響でなかなか辛くなってくるとは思いますが、「次の未来でも幸せな出来事がきっと待っている」ことを祈って、頑張っていきましょう。