これ以降ネタバレ
えーと。
まず事前パブリシティーあたりから。
徹底してギャルゲOPフォーマットの事前番宣とか、ギャルゲ準拠公式ホームページとか。
雑誌記事もちゃんとそういう方向で統一がとれてたし、もうその時点から作品の前半で説明すべき事象を消化するための綿密な体制というか……。
まあ、各所でやっと書ける等々のつぶやきが最終話以降にされたように、アニメ雑誌等のメディアには、おそらく狙いと方向性は十分説明されていた結果、わかってああいう記事になってるんじゃないかと思うわけですが。
だって、ターニングポイントになる回の直後に出るアニメ紙にはちゃんと特集がはいってるからね。(最近の作品はそうなのかもしれないけどね)
ただね、この時点でいろいろ怪しいところはあるんですよ。公式サイトからして、単にあのフォーマットにするんならもっと楽な方法があるのに、と思ってたら、画像を入れ替えるだけでかなりまがまがしいwサイトに早変わりだったし。
でもこれ、放送スケジュール通りだったら、10話のタイミングで変わったのか、放送終了後に変わったのか、その辺がすごく気になりますね……
あとさ、声優がさ。
中堅以上というか。絶対軽い芝居ですむ布陣じゃないよね、とは思った。(失礼ながら悠木碧ちゃんは存じ上げなかったので、さくっと調べてああ、この子は主役級の若いこ何だなーと思ってました、スンマセン。ちゃんと調べたら芸歴も長い、しかも、ちゃんと意外なキャスティングでした)
普段やらないような役ででてるなあと思うと、裏面に得意な系列の要素があったりね……
虚淵さんリーク事件も、半々ぐらいで仕込みかなーと思わないでもない。
脚本は2年前に完成してたらしい。
これはすごいなあと思う。業界はよく知らないけど、よくわくがとれたなあと。
アフレコのタイミングは10話の放送直前に3話の放映ぐらいだったらしいけど、あのそろい具合はアレだったらしい。といか、見るからにポストプロセスの方が長く掛かりそうな映像だしなあ……
なので、枠がとれて作業に入れたのは本当に直前だったんだろうなあ的な。
で、前後3話が内製、中6話が外注(?)と聞きました。これは多分正しいんだろうなー。それほど気になるようなクオリティーの差がなかったというのもあるけど、確かに魔法少女さやか☆あんこのあたりは若干微妙な絵もあった気はする。
劇団イヌカレーさんはかなり作業が進んでからの参入だったらしいですけど、そのために脚本を書き換えるぐらいには作品に貢献してますよね。
外伝2本、コミカライズを早い時期に発表しているのも、本気で売っていく、というか、売れるっていうすごい強気なプロモーション態度がにじみ出てますよね。
まあ、並の作品と違うのはちゃんとクオリティーが追いついていることではあると思うんですけどね。本編とプロモーションがうまく噛み合ってましたよね、ほんと。
グッズ類もね、伝説のお守りとかね。あれ絶対結末わかって作ってるよねとか(まあ、シナリオ上がってるから不思議ではないけど)
あとアレだね。作品的に12本ものというのもあるけど、すごく隙が多くて、想像したり、二次創作したりする余地がいっぱいあるのがとてもいいよね。
それでいて、安直なネタは公式、準公式でつぶしていってしまうというw ある意味挑戦的なね。
細かいネタ。
ソウルジェム(SG)とグリーフシード(GS)とか、この手の作品にありがちな「厨二」テイストな語感なのに、ちゃんと設定に深く関わってますからね。しかもイニシャルが逆だし。
他にもね、いちいち用語がそれっぽくて適当につけた感じがしてるのにそれがちゃんと意味を持ってるとかね。
ティロ・フィナーレはイタリア語だそうですが、マミさん戦闘のBGM (Cradens Justitiam) も 歌詞?イタリア語だったりとか。いやまあ、アフレコ直前まで、アルティマシュートだったらしいので、直した人偉すぎますが。
まあ、最後は落ち穂拾いなのでしまりがないですが。そんなところで。
いま、メディアで6話まで、メディアの付録でオーディオドラマが2本、虚淵さんの脚本を元にアニメより先に作業を始めたコミカライズあたりが公式、一部ショップ特典でCDドラマが1本、コミック外伝が2本が準公式(なんか雑誌に番外編SSが掲載されたそうなのでそこも含めてもいいかもしれない)
これに、ノベライズは、どうだろ、公式なのかな。
この辺は、できる限り読んだり、聞いたりしてみたいなあと思っています。
あと各種インタビュー記事もね。(ただあんまりにも雑誌記事はコストパフォーマンスが悪すぎて躊躇するけど)
というわけで、メディア的にもまだまだ終わってない感じですね。
周辺グッズとかになると、もはやこれからですからね。
まだまだ、楽しみが多い作品だなあと思う、佐倉でありました。
俺たちのまどマギ坂はまだ始まったばかりだ!
第一部完。