以下、二次創作家の端くれとして、かなり想像を入れて「新聞の当選概要」的な記事を書いてみました。SS的なものだと思っていただければ幸いです。
星歴0048年度AKB0048シングル選抜総選挙の開票結果をお送りする。
前回総選挙よりかなり時間が経過したが、その間に襲名メンバーの代替わりも行われ、フレッシュなメンバーも多々見られる結果となった。また、本年度は新たに研究生公演が行われるなど、若手育成の気運も高まっており、速報で本年度加入メンバーである77期研究生がランクインするなど話題に事欠かない選挙となった。
今年度は前述する研究生公演、芸能弾圧地域への自主制作番組配信等の改革路線に対する信任を問う選挙ともとらえられていた。結果、総得票数を大幅に伸ばす結果となった。また圏外メンバーへの投票数が以前の総選挙よりも多くなっており、カタギリ総支配人の「新世代育成革命」路線は一定の評価を得た。
前回総選挙では7代目篠田麻里子、13代目前田敦子のゴールデンコンビによる首位攻防戦が話題になった。両名跡とも後継者はまだ現れていないが、前回研究生「君島光」として参加、総選挙後のインタビューで「ライバル宣言」をして一躍時の人となった9代目大島優子が、最終結果で首位を奪還出来るのか、不動のキャプテン5代目高橋みなみが首位を守り切るのかが注目された。大島襲名時、幻の「前田、大島対決」の再来を期待する声が高かった。前田の卒業でついにその機会は幻のまま終わったが、勝るとも劣らない「高橋、大島」という大名跡対決は、結局1,184,848票対1,326,745票と約10万票差で大島が選抜センターに選出される結果となった。大島優子のセンター奪取は7代目以来で、先代の果たせなかったセンターノバへの復帰を期待されている。9代目本人としては初当選。
速報3位の11代目板野友美は大きく順位を落として8位。前回総選挙時はまだメンバーではなかったが、先代で実姉の10代目が参加しており、同じく速報値から大きく順位を落とす結果であった。同じ名跡を継ぐ者として、今後は後半、票の伸びをどう維持していくかが課題となった。
速報8位の10代目宮澤佐江は9位。ゲリラライブ等ではバックアップ任務に当たることが多い若手襲名メンバーだが劇場でのパフォーマンスを認められての選抜入り。先代の人気を引き継いだこの勢いのまま10代目ならではの味をどう出していくのかが課題。
8代目小嶋陽菜は速報5位から2ランクダウンの7位。本人は研究生として前回の総選挙には参加しており、圏外からの大幅な上昇となった。しかし小嶋陽菜としては先代よりも順位を落とす結果となった。メディア露出は多い彼女だが、劇場公演、対DES戦等総合的に評価される総選挙の恐ろしさを身をもって体験したのではないか。
3型目渡辺麻友は安定した人気で5位。6代目柏木由紀は速報値6位から順位を上げて4位で当選。速報値8位の10代目秋元才加は大幅ランクアップの3位。根強い女性からの支持が追い上げの原動力となった。
速報値9位、話題のスーパー研究生園智恵理は、堂々の6位。AKB裁判以降の猛烈なメディア露出に反発の声もあったが、研究生公演以前にも9代目大島優子のアンダーとして公演に参加しており、確かな実力と豊かな素質もある逸材。以前からコアなファンの間では将来が期待されていた。彼女は誰を襲名するのか。今後が期待される。
また、その園智恵理と研究生公演でチームを組んでいる、75期研究生岸田美森が圏外から10位にランクイン。彼女の存在は初代高橋みなみの名言「努力は必ず報われる」を体現する事となった。
速報値10位の9代目北原里英。6代目横山由衣センターノバ時代に人気を博した北原里英名跡の復権をかけて望んだ選挙だったが選抜入りは果たせなかった。
AKB0048 星歴0048年度シングル選抜総選挙最終結果
名前(*1) | 最終獲得票数 | 速報順位 | |
---|---|---|---|
1 | 9代目大島優子 | 1,326,745 | 2↑ |
2 | 5代目高橋みなみ | 1,184,848 | 1↓ |
3 | 10代目秋元才加 | 872,659 | 8↑ |
4 | 6代目柏木由紀 | 635,997 | 6↑ |
5 | 3型目渡辺麻友 | 623,840 | 4↓ |
6 | 77期研究生 園智恵理 | 558,623 | 9↑ |
7 | 8代目小嶋陽菜 | 480,835 | 5↓ |
8 | 11代目板野友美 | 461,882 | 3↓ |
9 | 10代目宮澤佐江 | 232,554 | 8↓ |
10 | 75期研究生 岸田美森*2 | 148,945 | 圏外↑ |
圏外 | 9代目北原里英 | —- | 10↓ |
*1 襲名メンバーは名跡。研究生は本名。
*2 発表時点。現8代目篠田麻里子。