劇団でも飲食店でもスポーツチームでも何でも同じだと思うのだが、やはり自分の谷町でも知人でもない人にお金を無心してはいかんのだよ。
それは倫理観とかそう言う話では無くて、この緊急時に少ないリソースで宣伝を専門としない人がやるには難事業すぎると思うから。
結局それは、「自分達が救済される価値がある」ことを「普段の活動では届かなかった」人に伝える作業だと思うのですよね。
既に価値があると思っている人からしたら、なくなって欲しくないんだから、そんなこと言わなくても喜んで差し出すと思うのです。人によって多少はあるにせよ。
まあそれでも「今提供できるものはコレです。気に入ってくれたら買って下さい。ものすごく気に入ってくれたら少し上乗せしてくれると助かります」だったら話は違うと思んですが。「生き残ったらもっと凄いモノをお見せしますね!期待していて下さい」だったら更に素晴らしいというか。
でも、それって普段やってるべきことですよね。っていうか、非常時に慌てて始める性格のモノではないと思うんですよ。
「今提供できるモノはありません。でも将来はこんなに素晴らしくなります。お金下さい」って見知らぬ人、しかも大なり小なり既に困っている人に言ってお金出して貰える自信あります? 私にはないです。
ところが、ですよ。
これを裏返すと「いまこそ普段から築いてきた信頼関係に大いに頼って下さい。みなさんの素晴らしさは我々が一番よく知っているんです。どうぞそこにお金を置く場所を下さい。今は何も渡せるモノが無い? 問題ありません。対価より大きいモノを将来貰えると確信しているからです」って事になるわけで。
基本がその位置にあるなら「その上何かいただけるんですか?神!」ってなるわけで。
こう言う時に自分の好きな人々が商売っ気をだして、色々頑張ってくれたらありがたいね。
っていうお話しでした。竜頭蛇尾。