ちいさい秋みつけた

うちの会社は今、基本在宅勤務になったんですが。

通勤がなくなると時間の余裕が生まれたり、満員の通勤列車で無駄な体力を使い果たしたりしなくなるのはいいんですが。まあ有り体に言って運動不足にはなるんですよね。

健康診断の数字もよくないし、なんなら健保から痩せろと言われているんですが、何せ怠惰なので朝早く起きてまで家の周りを歩いたりは出来ないですよね。

そもそも運動の類いが嫌いで、どのくらい嫌いかというと「運動をする事を目的にしたくない」くらいには嫌いです。

以前は通勤のためにもっと早くおきていたわけで、究極のところ「運動を名目に行動するのは許せない」っていう気持ちの問題なんですよね。おそらく。

とはいえ、まだそこそこは生きていたいので、週末、土日のどちらかは日中まるまる歩いて回るようにしています。名目は「目と耳に新鮮な情報を入れる」です。これも在宅勤務では失われる部分なので。

夏の間はとにかく暑くて、バスでショッピングモールに移動して、冷房の効いた館内を歩き回ることで、まあなんだかんだ一万歩以上は確保してたので、まあそれでいいか的な感じでしたね。

秋になって、やっと涼しくなってきて、この間はわざわざ山道を通って移動したりし始めました。山はいいですよね。途中にバス停が無いので辛くなっても歩くしかないところが。いえ、あくまでも目的は「目と耳に新鮮な情報を入れる」ことですが。

まだ紅葉はちらほらみたいな感じでしたが、道に積もる落ち葉が小さな秋を感じさせました。

都心に通勤していた頃は、街で何のセールをしているかで季節を感じていた気がします。今は町中を歩いていてもお店に季節感がないんですよね。そもそも「for sale」ってかいてあるお店がほとんどみたいな感じもありますし。

街がそもそもないみたいな場所に住んでいたら、自然から季節を感じられるのでしょうけど、そこそこ開発されている地方都市くらいだと、山歩きでもしない限り全く季節感がないというのが最近の発見ですね。

都会って案外季節感に溢れている事を逆説的に再発見した話でした。

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